活 動 報 告

日野原重明記念「新老人の会」石川2023年度第4回会員の集い&昼食懇話会

日 時:202年3月2日(土) 11:00
場 所:金沢ニューグランドホテル 3階 パラッツオ
参加者:17名
内 容:ゲーム大会

 2023年度第4回会員の集い&昼食懇話会が開催されました。
 山内事務局長の司会で「集い」は進められ、まず初めに1月1日に発生した令和6年能登半島地震の犠牲者に対し黙祷を捧げました。また、会場には義援金の募金箱が設置されました。
 今回の「集い」では、新しい試みとしてゲーム大会を実施しました。参加者は、受付時に開いた折り紙のくじ引きでA、B、C、Dの4組に分かれ、ゲームを楽しみました。
 次の6つのゲームが実施され、
①「司会者が指定する言葉をカタカナとひらがなで交互に書くゲーム(例:レすトらンのドあ)」
②「紙の箱に入った大豆とゼムクリップを割り箸で取るゲーム」
③「点数を書いた段ボール箱を4つ設置しこの中にボールを6個投げ入れ入った点数を競うゲーム」
④「ゴムボールをワンバウンドで相手に投げそれを紙コップとゴミ箱でキャッチするゲーム」
⑤「俳句作成ゲーム(各自が書いた5文字、7文字の言葉をグループ毎に任意に取り、俳句を作成)」
⑥「新聞ジグソーパズル(新聞の一面をちぎってばらばらにしたものを元の紙面に復元)」
中では、④のゲームで93歳の植松 茂さんが投げたボールを88歳の升村登美子さんが紙コップで2回も受け取るというスーパープレイを見せ、会場がどよめき大きな拍手が送られました。


 非常に単純なゲームばかりで、景品も百円均一のものでしたが、参加者は本気でゲームに熱中し、終了後も興奮がなかなか収まらない様子でした。実施して良かったと思います。
 ゲーム談義に花を咲かせながら昼食を摂り、「ふるさと」を歌って「集い」は閉会となりました。
なお、参加者からの義援金は5万円となりました。


日野原重明記念「新老人の会」全国連絡会東京集会

日 時:2023年11月18日(土) 13:30~20:00
場 所:ホテル・ルポール麹町
参加団体:15団体 他に資料提出2団体

 日野原重明記念「新老人の会」全国連絡会東京集会が開催されました。
 始めに在宅ホスピス医として著名な川越 厚先生が「ホスピス医が診た日野原重明先生の人生の閉じ方」と題して講演し、「新老人の会」東京の会員を含め70名が聴講しました。
 講演は、死を受け入れて死ねるかというテーマでしたが、誰もが必ず直面するものでありながら何となく避けたいテーマであり、家族の重要性と終活について考えさせられた内容でした。

 
その後、出席者による円卓会議が開催され、各会の活動状況や課題等について説明がありました。会員数や予算の規模は大きな違いがありますが、ほとんどの会が①会員の高齢化と会員の減少、②財源の確保を課題として挙げており、また、日野原先生の教えをどう継承していくかについても議論されました。
 「新老人の会」の様々な課題について直接意見を交わすとともに、連絡先の交換もでき、有意義な会合だったと思います。


日野原重明記念「新老人の会」石川2023年度第3回会員の集い&昼食懇話会

日 時:2023年11月11日(土) 11:00
場 所:金沢ニューグランドホテル 3階 パラッツオ
参加者:20名
講 演:「金沢の和菓子~歴史と技法~」及び和菓子作り体験
講 師:松井英治氏(「菓匠まつ井」代表取締役)

 2023年度第3回会員の集い&昼食懇話会が開催されました。
 会員の集いは山内事務局長の司会で開会し、鈴木雅夫世話人代表の挨拶に続いて、松井講師が金沢の和菓子の特徴と成り立ちについて講演されまし。
 金沢の特徴的なお菓子として、「紅白の鏡餅」、「辻占」、「金華糖」、「氷室まんじゅう」等を挙げ、金沢で和菓子が発達した理由として、前田家のお抱え菓子職人との関わりがあると説明されました。
 講演に続いて、松井講師の指導の下、2種類の和菓子(練り切りの「菊」と「もみじ」)作りに取り組みました。用意された数種類の餡を使って苦労しながら何とか和菓子を完成させました。自宅へ持ち帰り抹茶とともに美味しくいただきました。形は若干いびつでしたが、十分満足できるお菓子だったと思います。良い体験になりました。


第15回会員余技作品展

期  日:2023年9月26日(火)13:00~10月1日(日)15:00
場  所:石川国際交流サロン
主  催:日野原重明記念「新老人の会」石川
後  援:北國新聞社
展示種目:写真、絵手紙、俳句、俳画、パステルアート、パンフラワー、陶芸、木目込み、
     着物リメイク、組紐ストラップ
出展者数:19名
出 展 数 :59点
来場者数:116名  

 会員が制作した写真、俳句、絵手紙などの作品を一堂に展示する「第15回会員余技作品展」が開催されました。今回も多様なジャンルの作品が出展され、特に101歳の会員が俳句を出展されたことは、会員の創作活動に対する強い意欲を示すものであると同時に日野原先生が提唱する「創めること」の実践の証であると思います。

 
 来場者の中には「新老人の会」の活動に関心を示す方もおられ、この作品展が会員の交流だけではなく「新老人の会」のアピールに繋がっていると感じました。
 出展者並びに関係者のご尽力とご協力に深く感謝申し上げます。


日野原重明記念「新老人の会」石川2023年度第2回会員の集い&昼食懇話会

日 時:2023年8月26日(土) 11:00
場 所:金沢ニューグランドホテル 5階 銀扇
参加者:17名
内 容:「日野原重明先生の講演ビデオ視聴」

 当初、「菓匠まつ井」の代表取締役松井英治氏による「金沢の和菓子~歴史と技法~」と題する講演と和菓子作りの体験を行う予定でしたが、講演前日、講師が新型コロナの濃厚接触者であることが判明するというハプニングがあり、急遽、日野原先生の講演ビデオを視聴する内容に変更して実施されました。
 視聴したビデオは、「新老人の会」大分支部が、大分県で開催された日野原先生の4回の講演を30分に編集したもので、先生のすばらしい講演、先生の歌う讃美歌や式の模様が収録されています。出席者は、日野原先生が「動物は走り方を変えることができない。鳥は飛び方を変えることができない。しかし、人間は生き方を変えることができる」と話されるのを聞いてうなずいたり、先生のジョークにクスッと笑ったりしてビデオを楽しんでいました。また、終了後、各テーブルの代表者4人がビデオを見ての意見発表を行いました。これまで先生の講演を聞いたことのない会員もおり、先生の偉大さを改めて感じるとともに、先生を偲ぶ集いとなりました。
 昼食後、高木要子さんがハーモニカで「ああ栄冠は君に輝く」など2曲の演奏を披露し、会場から大きな拍手が送られました。

 


日野原重明記念「新老人の会」石川 2023年度定期総会&昼食懇話会

日 時:2023年5月27日(土) 11:00
場 所:金沢ニューグランドホテル 3階 パラッツオ
参加者:20名

 定期総会は山内事務局長の司会で開会し、冒頭の挨拶で、鈴木雅夫世話人代表は新型コロナの感染は今年でほぼ収束するとの見通しを示し、これからは体を動かし健康長寿に努めるべきと話されました、そして、「人は誰でも『元気な100歳』になれる」(坪田一男著)という本を紹介し、元気な100歳を目指そうと呼びかけました。


 続いて議事に入り、以下の4つの議案 
 第1号議案 2022年度(令和4年度)事業報告
 第2号議案 2022年度(令和4年度)会計決算報告
 第3号議案 2023年度(令和5年度)事業計画(案) 
 第4号議案 2023年度(令和5年度)会計予算(案)
が審議され、満場の拍手で承認されました。 
 2023年度(令和5年度)事業計画(案)では、会員の集いを年3回から4回に増やし、その内容に体験型(お菓子作りやゲーム大会)のものを加えると共に、昨年の第3回会員の集いの講演でテーマとなった北前船資料館などを巡る日帰りバス旅行の開催などが提案され、承認されました。 
 総会終了後昼食懇話会が開かれ、参加者は食事を摂りながら和やかに会話を楽しんでいました。 
 食事後、「朗読を楽しむ会」のメンバーによる朗読が披露され、メンバー5人が1人1分程度で作品を朗読しました。中には、歌舞伎の「白波5人男」の弁天小僧菊之助の台詞を身振りを交えて朗読するメンバーもおり、会場から大きな拍手が送られました。
 最後に、鈴木代表のハーモニカ伴奏に合わせて全員で「ふるさと」を歌って閉会となりました。


日野原重明記念「新老人の会」全国連絡会ZOOM会議

日 時:2022年11月26日(土) 13:00~16:20
参加団体:21団体

 日野原重明記念「新老人の会」全国連絡会がZOOM会議(オンライン会議)で開催されました。全国の「新老人の会」関連団体32団体の内21団体が参加し、石川からは高木事務局書記が参加しました。
 大阪の三木代表の司会で会議は進められ、小山全国連絡会代表(熊本代表)の挨拶で会議は始まりました。
 最初に、石清水全国連絡会事務局長が全国の「新老人の会」の現況について説明し、その後、参加21団体がそれぞれ4分の持ち時間で活動状況や全国連絡会への要望を発表しました。続いて、1グループ4人程度のグループセッションが行われました。まとめとして、石清水全国連絡会事務局長が①「新老人運動」の『1つの使命』、『3つのモットー』、『5つの行動目標』これらをもう一度思い起こし、守っていけば今後の活動方針が見えてくるのではないか。②ITを活用することが重要であり、人材の育成が必要。と総論を述べました。最後に三木全国連絡会副代表が挨拶し。会議は終了しました。
 約3時間20分の長い会議でしたが、各県の状況が分かり有意義な会議だったと感じています。

 


日野原重明記念「新老人の会」石川 2022年度第3回会員の集い&昼食懇話会

日 時:2022年11月5日(土) 11:00~13:00
場 所:金沢ニューグランドホテル 3階 パラッツオ
参加者:25名
講 演:北前船の歴史と果した役割
講 師:角海久弥氏

 2022年度第3回会員の集い&昼食懇話会が開催されました。
 会員の集いは山内事務局長の司会で開会し、鈴木雅夫世話人代表の挨拶に続いて、輪島市門前町黒島町で北前船の廻船問屋として隆盛を誇った角海家の御当主角海久弥氏が「北前船の歴史と果たした役割」と題して講演をされました。

   講演する角海講師                講演を聴く参加者

 角海氏は、自らが角海家の6代目で、初代は北前船の所有者である中屋の船頭をしており、その後北前船の船主になったと北前船の廻船問屋「角海家」の成り立ちを紹介し、講演に入りました。
 北前船とは江戸時代後期から明治初期にかけて、日本海航路(蝦夷の江差、松前から日本海の港を経由して大阪までの航路)で活躍した船のことであると定義づけをされ、その歴史的背景として、江戸への人口の一極集中に伴い、江戸への大量物資輸送体制の確保(特にコストの低い海路)が要因であると考えられていると説明されました。
 また、北前船1隻の値段は、1840年以前は千石船で千両で、現在の価値で1億円になる。北前船の船主の利益は、他の業種のトップ企業の利益に比べ1桁~2桁多く、いかに北前船船主の利益が大きかったが分かると話されました。
 角海家は、700石~800石の船を最大7隻所有しており、船は大阪に停泊し、黒島は船主の自宅だったと説明されました。
 次に、北前船のビジネスモデルは、自分で商品を仕入れ運送して販売する、ハイリスク・ハイリターンの買積(かいづみ)を主としながら、他の商人の品物を賃料をもらって運送する賃積(ちんづみ)も行い、リスクコントロールしていたと話されました。
 そして、北前船がもたらした文化・遺産として、北海道産の昆布・鰊が京都・大阪の食文化に影響を与えたことなどを挙げ、また、北前船が北海道の鰊を加工した肥料を畿内・中京地方の綿花業者へ売り、できた布が船の帆になるというように経済を回したことを北前船の果たした役割として挙げ講演は終了しました。
 北前船が日本全国に経済的・文化的影響を与えたことは知っていたものの、今回その発生の経緯、ビジネスモデル、果たした役割等について詳細に聴くことができ、本当に良かったと感じました。講師の角海氏に感謝申し上げます。
 講演後、和食のお弁当が供され、参加者はゆっくりと食事を楽しみ、その後は思い思いに懇談にふけっていました。最後に、鈴木代表のハーモニカ伴奏に合わせて全員で「ふるさと」を歌い、会員の集いは終了しました。


第14回会員余技作品展

期  日:2022年9月6日(火)13:00~9月11日(日)15:00
場  所:石川国際交流サロン
主  催:日野原重明記念「新老人の会」石川
後  援:北國新聞社
展示種目:写真、絵手紙、俳句、俳画、パステルアート、戸塚刺しゅう、金工、陶芸、
     木目込み、編み物、押し花、組紐ストラップ
出展者数:21名
出 展 数 :61点
来場者数:130名

 会員が制作した写真、俳句、絵手紙などの作品を一堂に展示する「第14回会員余技作品展」が開催されました。
 新型コロナ感染者が急激に増加し活動が制限される中、前回に匹敵する出展があり、来場者も前回を上回る130人となりました。今回は、新たなジャンルとしてパステルアート、木目込み、押し花の出展があり、銅を手で叩き出すという手間のかかる金工作品、釉薬をかけた抹茶碗など力作が揃いました。


 会場の石川国際交流サロンのご協力で、俳句は和室の簀戸に吊すという方法で展示され、来場者は夏ならではの風情を感じながら俳句を鑑賞していました。

       作品を鑑賞する来場者             簀戸を使って展示された俳句作品


日野原重明記念「新老人の会」石川 2022年度第2回会員の集い&昼食懇話会

日 時:2022年9月27日(土)11:00~13:00
場 所:金沢ニューグランドホテル 4階 金扇
参加者:23名
講 演:マジックで笑って免疫力を上げよう!
講 師:マジシャンルパン(髙田隆二)氏

 2022年度第2回会員の集い&昼食懇話期が開催されました。
 会員の集いは高木事務局書記の司会で始まり、冒頭、鈴木雅夫世話人代表が「笑いが免疫力を上げることは科学的に実証されている。今日はマジックで大いに笑って免疫力を上げて欲しい」と挨拶しました。

挨拶する鈴木世話人代表           地震被災地との交流を紹介する講師

 講師のマジシャンルパンこと髙田隆二氏は、特別支援学校の元教員という異色の経歴を持つマジシャンです。最初にトランプマジックを一つ披露して会場を和ませてから講演に入りました。
 髙田氏は小学校の時に文化祭でマジックを披露したことがきっかけでマジックにのめり込み、その後の人生でマジックが持つ3つの力に気付いたと話されました。
 ①マジックには人を笑顔にする力がある(特別支援学校で障害のある生徒がマジックで笑顔になった)。②マジックには言葉や国に関係なく人を笑顔にする力がある。(2010年JICA教師海外研修で訪れたウガンダ共和国で、マジックを披露したところ現地人が警戒を解き顔パスで出入りが可能になった)。③マジックにはどんな人でも笑顔にする力がある(東日本大震災後現地を訪れマジックを披露したところ、被災者に再訪問を依頼され十数回にわたり被災地でマジックを披露)。
 これらのマジックが持つ「人を笑顔にする力」に気付くにつれ、もっと多くの人をマジックで笑顔にしたいとの思いが募り、奥様の勧めもあって、2019年春、プロのマジシャンに転身したと話されました。
 また、笑いの効果として、①血行が良くなる、②運動効果、③脳の活性化、④免疫力の向上の4つが挙げられており、笑うふりをした場合でも免疫力が上がることを紹介し、講演は終了しました。
 続いてマジックショーが始まり、年号にちなんだ文字盤を使ったマジック、白と黒のうさぎを使ったマジック、トランプを使ったマジック、バルーンアートを使ったマジックが軽妙なおしゃべりを交えて次々と披露され、会場には笑い声が絶えませんでした。最後に、壇上にあったテーブルが浮き上がり、客席を自由に行き来する空中浮遊マジックが披露され、参加者から驚きの声と盛大な拍手が沸き起こりました。講演では、より多くの人をマジックで笑顔にしたいとの講師の熱い思いが伝わり、愉快なおしゃべりマジックと本格マジックを楽しむことができ、すばらしい講演だったと思います。

     空中浮遊マジックを披露する講師             懇談を楽しむ参加者

 講演後、松花堂弁当が供され、参加者は和食に舌鼓を打ち、その後は思い思いに懇談を楽しんでいました。
 最後に鈴木世話人代表のハーモニカ伴奏に合わせ全員で「ふるさと」を歌い、会員の集いは終了しました。


野原重明記念「新老人の会」石川 2022年度定期総会&昼食懇話会

日 時:2022年5月28日(土) 11:00
場 所:金沢ニューグランドホテル 5階 銀扇
参加者:22名
 2022年度の定期総会&昼食懇話会が開催されました。最近2年間は新型コロナウィルスの影響で定期総会の開催を断念しており、本年も再び感染拡大の傾向を示し開催が危ぶまれましたが、何とか開催することができました。
 山内事務局長の司会で開会し、鈴木雅夫世話人代表がウクライナの早期平和への願いを表明するとともに新型コロナの感染は大多数が3回のワクチン接種を終えたことにより次第に落ち着いていくのではないかと予想を示し、健康長寿が大事、そのためには「自立」すること、すなわち歩いて健康を保つことが重要であると話されました。

     
 新入会員(4名)の紹介の後議事に入り、議長に選出された福岡恒忠さんの進行で、
 第1号議案 2021年度(令和3年度)事業報告
 第2号議案 2021年度(令和3年度)会計決算報告
 第3号議案 2022年度(令和4年度)事業計画(案)
 第4号議案 2022年度(令和4年度)会計予算(案)
 第5号議案 規約の一部変更について
 第6号議案 任期満了に伴う役員の選任について
の6議案が審議され、満場の拍手で承認されました。
 総会終了後、昼食懇話会が開かれ、参加者は食事を摂りながら和やかに会話を楽しんでいました。
 引き続いて、日野原先生が101歳の時、先生の故郷山口県で開催された「第6回ジャンボリー山口大会で講演されたビデオが放映され、元気溌剌とした先生のお姿や、ユーモアに富んだお話、心のこもった先生の教えに参加者は時に笑い、時に真剣な眼差しで画面に見入っていました。


 先生が亡くなられて間もなく5年になりますが、先生の存在の大きさを改めて感じています。
 最後に、鈴木世話人代表のハーモニカ伴奏に合わせて全員で「ふるさと」を謡って閉会となりました。


日野原重明記念「新老人の会」石川 2021年度第3回会員の集い&昼食懇話会

期 日:2021年11月6日(土)11:00~13:30
場 所:金沢ニューグランドホテル 3階パラッツオ
参加者:27名
講 演:脱炭素エネルギー社会を目指して ~水素の役割~
講 師:大学共同利用機関 自然科学研究機構 名誉教授 西 信之 氏

 2021年度第3回会員の集い&昼食懇話期が開催されました。
 新型コロナの影響で、会員が一堂に顔を会わせるのは一昨年以来約2年ぶりです。久しぶりの再会に、皆さん笑顔が絶えず、おしゃべりに花を咲かせていました。無事に開催できたことを本当にうれしく思っています。
 山内事務局長の司会で開会し、鈴木世話人代表の挨拶に続いて、大学利用機関 自然科学研究機構 名誉教授の西 信之先生が講演されました。

              挨拶する鈴木世話人代表             講演する西先生

 西先生は、①地球温暖化が急激に進んでおり、その原因となる二酸化炭素を減少させる必要がある。②そのためには、石炭などの化石燃料の使用をやめなければならないが、車の燃料や暖房用の石油をすべて電気に置き換えることは現時点では不可能である。③太陽光発電や風力発電など自然エネルギー発電もあるが、これらにも問題があり、直ちに解決策とはならない。④洋上風力発電で起こした電気で水を電気分解して水素を作り、それを燃焼させて発電する水素発電、燃料電池による発電が有力であると考えている。⑤西先生が開発に携わった材料(MCND)を心臓部に使用したトヨタの「新型ミライ」の燃料電池は世界一の性能である。⑥世界的にガソリン車やディーゼルエンジン車の販売を禁止する動きが進んでおり、十数年後には石油が売れなくなる。⑦自動車以外でも燃料電池等を使用した電車や大型トラックを運行する計画が進んでいる。⑧以上から、今後しばらくは電気自動車に頼らざるを得ないが、最終的には水素を使った燃料電池自動車あるいは水素エンジンが主流になった社会になっていくであろうと考えている。と話されました。
 先生のお話は、地球全体の課題である地球温暖化の現状と原因、その対応策について、具体的な資料に基づく説明でしたので、これまで漠然と理解していたことが明確になったと感じています。 


第13回写真及び余技作品展

期  日:2021年6月29日(火)13:00~7月4日(日)15:00
場  所:石川国際交流サロン
主  催:日野原重明記念「新老人の会」石川
主  管:カメラと旅
後  援:北國新聞社
展示種目:写真、絵手紙、俳句、俳画、仏画、パンフラワー、金工、ガラス細工、陶芸、
     着物リメイク、トートバッグ、編み物、刺繍、組紐ストラップ、折り紙細工、魚拓
出展者数:22名
出 展 数 :71点
来場者数:125名

 会員が制作した写真、俳句、絵手紙などの作品を一堂に展示する「第13回写真及び余技作品展」が開催されました。昨年は新型コロナの影響で中止を余儀なくされましたが、今年は感染者数の減少もあって計画どおり無事開催することができ、事務局一同胸をなで下ろしています。
 今回は、出展者数、出展数ともに前回を上回り、展示種目でも着物リメイクや組紐ストラップなど新たな分野の出展が多くあり、これまで以上に多彩な内容となりました。


 会場は、加賀藩の家老の屋敷だった建物で、土蔵や庭に面した座敷など和の空間に作品が展示されました。
 来場者は、一般的な展覧会とは異なった雰囲気の中で熱心に作品を鑑賞していました。また、今回は新たな取り組みとして、出展作品を網羅した作品集を作成して出展者に配布しました。

 蔵で写真等を鑑賞する来場者   座敷で絵手紙等を鑑賞する来場者        作 品 集   

日野原重明記念「新老人の会」石川 2019年度第3回会員の集い

日 時:2019年11月8日(金) 14:00~15:45
場 所:金沢歌劇座大集会室
参加者:26名
演 題:大拙に学ぶー今を確かに生きるためにー
講 師:木村宣彰先生(鈴木大拙館館長、大谷大学名誉教授)
【講師プロフィール】
・ 1943年 富山県旧城端町(現南砺市)生まれ
・ 大谷大学文学部仏教学科卒業
・ 同大大学院文学研究科博士課程を満期退学
・ 大谷大学文学部長を経て、大谷大学学長を歴任
・ 2013年4月から鈴木大拙館館長

 2019年度第3回会員の集いは、鈴木大拙館主催の「鈴木大拙生誕記念講演会」に参加する方法で開催されました。
 鈴木大拙先生は、金沢市出身の世界的な仏教哲学者であり、また、晩年、「新老人運動」の提唱者である日野原重明先生が主治医を務め最期を看取ったという「新老人の会」にとっても縁のある方です。
 鈴木大拙先生の名前は存じ上げていても、その思想についてはほとんど知らない人が多いのではないでしょうか。

                           写真提供:鈴木大拙館

 講師を務められた木村先生は鈴木大拙の著作等をテキストとして、時にユーモアを交え、鈴木大拙の偉大さとその思想の要点について熱心に話しをされました。
 また、木村先生は、日野原重明先生と岡村美穂子鈴木大拙館名誉館長との対談の聞き手を務められたこともあり、日野原先生のエピソードについても話されました。日野原先生が100歳で渡米した際、ヘリコプターの搭乗について99歳以下の年齢制限があっても乗ろうとしたことを紹介されたほか、日野原先生の聖路加病院主催の葬儀の際、式場内外の4000人の参列者が「ふるさと」を斉唱した時の感動についても話されました。
 講演は木村先生の熱意を反映し、予定時間を15分延長して終了しました。


第11回写真及び余技作品展

日 時:2019年10月16日(水)~10月22日(火・祝)
場 所:石川県立美術館広坂別館
出品者:20名
出品数:69点
来場者:約270名

 会員が制作した写真、俳句、絵手紙などの作品を一堂に展示する「第11回写真及び余技作品展」が開催されました。 

                 絵手紙作品を鑑賞する来場者

 今回も写真、俳句、絵手紙、押し花、パンフラワーなどの力作が数多く出品されました。中には金沢美術工芸大学の市民工房で制作した金工作品が出品されるなど多彩な内容となりました。
 来場者の中には、兼六園を訪れた観光客も見受けられ、質問を交え熱心に鑑賞していました。


日野原重明記念「新老人の会」石川 2019年度第2回会員の集い

日 時:2019年8月4日(日) 13:30 
場 所:金沢ニューグランドホテル 4階 「相生」
参加者:43人
演 題:「復元画でよみがえる利家とまつ」
講 師:歴史考証復元画家 末 松 智 先生
【講師プロフィール】
 ・ 1958年金沢市生まれ
 ・ 金沢美術工芸大学大学院卒業
 ・ ウィーン国立美術大学修士課程修了
 ・ ウィーン美術大学で伝統的な油絵技法を、ウィーン大学で考古学を学び、1997年から金沢
   城の復元画に取り組む。
 ・ 金沢大学非常勤講師
 ・ 金沢美術工芸大学非常勤講師
 ・ 金沢学院大学非常勤講師
 ・ 金沢医科大学非常勤講師

 2019年度第2回会員の集いが、歴史考証復元画家で金沢城などの復元画の制作発表に精力的に取り組んでおられる末松智先生を講師にお招きして開催されました。
 はじめに、鈴木雅夫世話人代表が「暑い日々が続いているが、熱中症には十分注意して欲しい。本日の講演を楽しみにしている。」と挨拶しました。


 続いて、末松先生が講演をされました。
 先生は、スライドのスタート画面で、「新老人の会」の名称をわざと「新郎人の会」と誤って表示し、来場者の指摘を待って正しい名称に修正するなど会場の雰囲気を和らげてから講演に入られました。
 先生が復元画に取り組む事となったきっかけは、留学していたオーストリアのウィーンで野外コンサートの会場であった宮殿の一部修復されている箇所が、あまりにも既存部分とアンバランスであると感じたことで、それ以来、ウィーン大学で古代ローマ等の考古学を学び、古代遺跡の姿を正確に再現する復元画に取り組む事となったと話されました。
 40歳で帰国後、金沢城の復元画の制作に取り組み、数多の古い絵図面を探すとともに石垣を実測し、それらをもとにデッサンを積み重ねる地道で繊細な作業から復元画が生み出されると制作の苦労についても話されました。
 先生は、石垣を積んだ人々の声が聞こえると感じるほど一つ一つの石に愛着を持ち、史実に忠実な絵を目指しているとの事であり、復元画に注ぐ先生の情熱がひしひしと感じられました。
 近年は、人物画の復元にも取り組み、桃山時代に作成された肖像画をもとに、油絵でより写実的な前田利家やおまつの方の復元画を次々に発表しておられます。今後も金沢城や人物の復元画制作をライフワークとして1年に1枚は発表していきたいと抱負を語られました。
 最後に、末松先生から、10月15日(日)から27日(日)まで、最新作を含めた「末松智 金沢城復元画展」が石川国際交流サロンで開催されるので、ぜひ見に来て欲しいとPRが有り、講演は終了しました。
 その後、「新老人の歌」「ふるさと」を参加者全員で歌いましたが、「ふるさと」の3番の歌詞を末松先生がドイツ語で披露し、会場から拍手が起こりました。大盛り上がりの中、会員の集いはお開きとなりました。


日野原重明記念「新老人の会」石川 2019年度定期会員総会・第1回会員の集い

日 時:2019年4月19日(金) 10:30
場 所:金沢ニューグランドホテル 3階 パラッツオ
参加者:45人


 「新老人の会」石川支部が日野原重明記念「新老人の会」石川に名称を変更して初めての定期会員総会が開催されました。
 冒頭、鈴木世話人代表が、「会の名称は変更したが、引き続き日野原先生の遺志を継いで活動を継続していきましょう」と挨拶しました。
 その後議案審議が行われ、2018年度事業報告・収支決算報告、2019年度事業計画案・収支予算案、規約改正案の各議案が審議されました。
 2019年度の事業計画案では、これまで年に4回開催してきた月別の誕生会を全員が参加できる懇話昼食会に変更することが提案されました。また、会の名称を日野原重明記念「新老人の会」石川に変更することや徴収方法の変更に伴う会費の金額の変更などの規約の改正案も提案され、満場一致で承認されました。
 引き続き、第1回の懇話昼食会が催され、参加者は美味しい昼食に舌鼓を打ちながら、和やかに懇談しました。
 事務局から、今後の会の運営についての意見を求める提案があり、食事後各テーブルの代表者が意見発表を行いました。
 <主な意見>
 ・ 食品の安全に関する話を聞きたい。
 ・ カラオケサークルがあると良い。
 ・ 社交ダンス教室やみんなで歌う会があると良い。
 ・ 卓球やバドミントンなど体を動かすサークルができないか。
 ・ 金沢城や加賀宝生などに関する講演はどうか(講師を紹介できる)。
 また、新規加入した東山さんから、「『柔軟体操』を10年ほど続けており、教室も開いている。ボランティアでサークルとして指導してもよい」との発言があり、実演も行われました。

       各テーブルを代表して意見発表する会員         柔軟体操を実演する会員

 最後に、鈴木世話人代表のハーモニカ伴奏で、「新老人の歌」、「ふるさと」を参加者全員で歌い、閉会しました。


日野原重明記念「新老人の会」石川 創立10周年記念講演会

日 時:2018年11月18日(日) 13:30 
場 所:金沢ニューグランドホテル 5階「銀扇」
参加者:104人

 日野原重明記念「新老人の会」石川が、2008年9月の創立以来10周年の節目を迎えたことを祝うとともに、会の一層の発展を期して、カスピ海ヨーグルトを日本に紹介し、健康長寿の食事研究で著名な武庫川女子大学国際健康開発研究所長である家森幸男先生、「新老人の会」本部の石清水由紀子事務局長をお迎えして、創立10周年記念講演会が開催されました
 山内ミハル事務局長が司会を務め、鈴木雅夫世話人代表の挨拶で会は始まりました。
 鈴木代表は、「新老人の会」石川が10周年の節目を迎え、記念講演会を開催した、本日の家森先生の講演を参考に健康長寿を目指しましょうと話しました。

        鈴木世話人代表挨拶           石清水本部事務局長

 続いて、石清水本部事務局長が、本部の活動報告をされました。石清水事務局長は、日野原先生は17年間にわたって超高齢化社会をどう生きるかを自らの実践をとおして啓発してこられた。この活動を次世代につなぐことが重要であり、支部の名称は変わってもこれまでどおり活動を続けてほしいと話されました。

 次に、家森幸男先生が「"健康長寿”を目指す4つの実践」と題して講演をされました


 先生は、①健康は自分で作る、②治療より大事な予防、③みんなで医療を、④災害に備える医療、⑤看取りの医療、⑥ボランティアリサーチャーのすすめ、の順で話をされました。
 その中で、世界の長寿国(アフリカのマサイ族、グルジア、新疆ウィグル自治区、中国貴州省貴陽、ハワイ等)を現地訪問し、先生が考案された24時間採尿器を使っての健康診断や食事の調査を行った結果、野菜や大豆を多く摂取している傾向があること、そして、健康長寿のためには、ま(豆、大豆)ご(ごま)わ(わかめ等海藻類)や(野菜)さ(魚)し(しいたけ等の茸)い(いも類)に代表される和食が最適な食事であり、ユネスコが世界無形文化遺産に指定したのももっともである、これにヨーグルトなどの乳製品を加えるとさらに良いと話されました。
 さらに、健康長寿を目指す4つの実践として
①お食事健診などで自らを知る(知己:self check)
②生涯食育で賢く食べる(営食:eat wisely)
③大家族や他人との交流(前進:live well)
④いのちを他人にも贈る(利他:health for all)
を挙げました。
 家森先生は、日野原重明先生も健康長寿のための手法を提唱・実践しておられたが、その内容は今紹介した4つの実践と共通したところも多く、皆さんもこの4つを日々実践して健康長寿を目指してほしいと話されました。

 講演後、休憩を挟んで石川県立工業高等学校吹奏楽部の女子部員12人が迫力ある演奏を披露し、会場から大きな拍手が送られました。

                石川県立工業高等学校吹奏楽部

最後に、「新老人の歌」「ふるさと」の2曲を全員で歌い、記念講演会は終了しました。


「新老人の会」石川支部第27回会員の集い

日 時:2018年8月19日(日) 13:30  場 所:金沢ニューグランドホテル 5階「銀扇」

 
 ミュージックセラピストで音楽教室も主宰しておられる角谷晋平先生をお招きして、「音楽で心と脳をリフレッシュ」と題してセラピーコンサートが開催されました。
 角谷先生は県内外の病院等で音楽療法を担当しておられ、ソフトな歌声と絶妙なアレンジによるピアノの弾き語りで、聴く者を心地よい気分にしてくれます。
 まず数曲を演奏後、「会場の皆さんといっしょに歌いましょう!」と呼び掛け、歌詞カードの中から参加者が選んだ「野ばら」や「四季の歌」など5曲を会場全員で歌いました。先生のピアノに合わせて歌うと、とても上手になったような気がして、みんなが大きな声で歌いました。
 次に、8月生まれの参加者に赤いバラと「ハッピーバースデー」の歌のプレゼントがあり、受け取った人は幾分照れながらも嬉しそうで、会場は和やかな雰囲気につつまれました。
 引き続いて、91歳の鈴木世話人代表が角谷先生のピアノ伴奏に合わせて「赤とんぼ」、「椰子の実」の2曲をハーモニカで演奏しました。鈴木代表の見事な演奏とチャレンジ精神に称賛の拍手が会場に響きました。


 最後は、「ビリーブ」、「昴」など心に染み入る曲が演奏され、セラピーコンサートは終了しました。約80名の参加者から、角谷先生の楽しく心が癒される演奏に盛大な拍手が送られました。
 その後ティータイムに入り、事務局から「新老人の会」の組織や会費の変更について説明がありました。
最後に、「新老人の歌」などを全員で歌い、会員の集いは閉会となりました。


ライフ・プランニング・センター設立記念のつどい 「日野原重明先生記念会」

日 時:2018年6月30日(土) 13:30  場 所:聖路加国際大学日野原記念ホール

 日野原先生が逝去されて約1年、「日野原重明先生記念会」がライフ・プランニング・センターの主催で、全国の各支部から約100名の出席のもと開催され、石川支部からは鈴木世話人代表ほか1名が参加しました。
【第1部】講 演
 講 師:川越 厚(かわごえ こう)氏
     医療法人社団パリアン(在宅ケア支援)理事長
 演 題:「日野原先生の精神(こころ)を継ぐ -”医師”として、そして”人”として-」


 川越先生は、「日野原先生は死の医療の先駆者であり、『納得死を実現する医療』を日野原先生 の遺言として受け継ぎながら、死を迎える患者と向き合っている」と話され、「死を受け入れる生き方」として次の3つの定義を提示されました。
 ①死を見つめつつ、②希望をもって、③今を生きること
 そして、最愛の人の死はとても重い、家族も患者とみなし、双方含めて一人の病人と考え、両方ケアするのがホスピスだと考えており、死の時を共に生きる家族を支えるケアが大切と話されました。
 できるだけ家で死ぬこと、家で看取ることをめざすパリアンでは、死への旅立ちの時、家族と共に自分の家で死ぬ幸せ(=納得死)の場を作るため、体の痛みは薬で、心の痛みは傾聴と共感で緩和している。共に喜び、共に泣く医療をこれからも大切にしていく、と話されました。

【第2部】
 想い出を語る 「家族からみた義父(ちち)」 日野原眞紀さん

 
 日野原先生の次男の妻として、晩年の先生と同居しお世話をした日野原眞紀さんが先生との思い出を話されました。
・ 子どものいない嫁で、血液型が一人だけ違うと寂しがる眞紀さんに「食卓を囲むのが家族だよ」
 と話された先生の優しさ。
・ お風呂にお湯を張るのが待てず、途中で入ってしまうなど、先生の「せっかちな」一面。
・ どこを切ってもキリスト教と思えるほど愛があり、それを実践する姿。
などのエピソードを紹介されました。
 そして、昨年1月に入院して3月に自宅に戻った時、「死は怖い」とインタビューで答えていたが、自宅で過ごすうちに「あの時お花畑を見たが、僕は行かなかった。今は誰が手を取り連れて行ってくれるか楽しみだ」と変化した先生の最期の様子を話し、死を受け入れることも「keep on going 」と捉え、最後まで自分らしく生きた人だった、と先生を偲ばれました。

 引き続いて、ボランティアコーラスと混声合唱団が賛美歌を歌い、最後は「千の風に乗って」を会場の全員で歌いました。

 


「新老人の会」石川支部定期会員総会・第26回会員の集い

日 時:2018年5月26日(土) 13:30  場 所:石川県社会福祉会館 4階 中ホール


 「新老人の会」石川支部定期会員総会・第26回会員の集いは38人の会員が出席して開催されました。
 はじめに2018年度の定期会員総会が行われました。福岡恒忠さんが議長に選出され、2017年度事業報告、会計報告及び2018年度事業計画案、会計予算案が原案どおり承認されました。
 引き続いて行われた第26回会員の集いでは、各サークルの紹介と発表が行われました。各サークルの代表がサークルの概要と活動状況を説明し、参加を呼びかけました。そのうち「プラチナコーラス」、「朗読を楽しむ会」、「オカリナを楽しむ会」の3サークルはメンバーによる演奏、朗読を披露し、参加者から大きな拍手が送られました。 また、会場には「絵手紙」と「俳句の会『花明り』」の作品等が展示され、参加者は作品を楽しんでいました。 最後に「新老人の歌」などを参加者全員で歌い、会員の集いは閉会となりました。

 


第11回「新老人の会」ジャンボリー鹿児島大会

日 時:2018年4月15日(日) 13:00  場 所:鹿児島市民文化ホールほか


 「新老人の会」ジャンボリー鹿児島大会が4月15日鹿児島市民文化ホール開催され、石川支部から鈴木世話人代表をはじめ3人が参加しました。

【大 会】 13:00 場 所:鹿児島市民文化ホール
 鹿児島情報高等学校の生徒の司会で、鹿島鹿児島支部世話人代表の歓迎挨拶、道場本部会長の挨拶、石清水本部事務局長の「新老人の会」の紹介の後、薩摩焼第十五代沈 壽官氏、元プロ野球投手村田兆治氏による特別講演がありました。
●沈 壽官氏
 沈氏は、薩摩焼の由来(秀吉の朝鮮出兵の折、朝鮮半島から連れてこられた陶工が祖先)や薩摩 焼の特徴について話された後、表現とは「作者の思いを作品として形作り人に伝えること」と定義 し、「自分は生きることの輝きを仕事を通じて伝えたい」と話されました。
●村田兆治氏
 村田氏は、健康のためには筋力の維持が重要であると話され、自らの筋力維持方法を実演を交えて説明されました。そして、「人生に引退なし、常にチャレンジ」すべきと強調されました。
 お二人の講師は、共に、日野原先生が晩年提唱され、本大会のテーマでもある「keep on going」の重要性を訴えておられました。
●吹奏楽演奏
 創部4年目で全国吹奏楽コンクール金賞受賞という偉業を成し遂げ、その後も全国コンクールで優秀な成績を獲得し、2011年アメリカ・カーネギーホールでの演奏が絶賛された鹿児島情報高等学校吹奏楽部が素晴らしい演奏を披露しました。

【交流会】 18:00 場 所:城山観光ホテル
 場所を移動し、城山観光ホテルで交流会が開催されました。
 日野原先生の記念講演がDVD放映された後懇談会に入り、薩摩琵琶の演奏を皮切りに多彩なアトラクションが上演されました。中でも福岡支部のお二人による宮廷舞踊は素晴らしく、優雅で見事なステップを披露しました。
 新潟支部の大西事務局長も同じテーブルに着き、親交を深めました。


「新老人の会」石川支部第25回会員の集い

 日 時:2018年2月18日(日) 13:30  場 所:金沢ニューグランドホテル3階パラッツオ


 (一社)新潟県労働衛生医学協会常務理事で、新老人の会新潟支部の事務局長でもある大西金吾氏を講師に迎えて「輝いて生きる~笑いと健康~」~感動・爆笑・夢づくり~と題して講演をしていただきました。
 大西さんは健康増進分野の講師を30年、通算4,500回以上務められており、その話術の巧みさから『越後のきみまろ』と言われている方です。
 大西さんは、随所に駄洒落、辛口のジョークを盛り込み、時には下ネタも交えて参加者を笑わせながら、健康で長生きする方法について自らの体験談も交えて話をされました。
 健康の維持には「バランスのとれた食事」、「運動の実践」と「穏やかな精神」が必要であり、健康寿命を伸ばすためには免疫を高めることが大切であると強調されました。
 そして、免疫力をアップするには①感動すること、②他の人と共に笑うこと、③友人を持つこと、④生きがいを持って生きること、⑤人を愛すること(家庭内での愛情が特に重要)など10ケ条を日々の生活の中で実行して欲しいと話されました。
 大西さんの軽妙でユーモアあふれる講演に、約80人の参加者は時にクスッと、時に爆笑しながら聞き入っていました。
 講演終了後、新サークルである「やさしい太極拳」のメンバーが太極拳の演武を披露しました。


「新老人の会」石川支部 日野原重明先生を偲ぶ会

 日 時:2017年10月15日(日) 13:30  場 所:金沢ニューグランドホテル3階パラッツオ


 7月18日に亡くなられた「新老人の会」初代会長の日野原重明先生を偲ぶ会が、石川支部の会員約40人が出席して開かれ、出席者は日野原先生の遺徳を偲ぶとともに冥福を祈りました。
 鈴木雅夫世話人代表が哀悼の辞を述べた後、東京で営まれた告別式のビデオと日野原先生の生涯にわたる活動の軌跡をまとめたビデオを視聴しました。
 第二部では、出席者がテーブルごとに日野原先生の思い出を語り合いました。日野原先生が作詞作曲した「新老人の歌」、日野原先生も愛唱した「ふるさと」を全員で歌い偲ぶ会は終了しました。


「新老人の会」石川支部第24回会員の集い

 日 時:2017年5月28日(日) 13:30  場 所:金沢ニューグランドホテル 3階パラッツオ

 
 「新老人の会」石川支部第24回会員の集いは38人の会員が出席して開催されました。
 第1部は2017年度の総会が行われました。福岡恒忠さんが議長に選出され、2016年度事業報告、会計報告及び2017年度事業計画案、会計予算案が原案どおり承認されました。
 次にティータイムに入り、新入会員2人の紹介と7月9日に開催される第6回フォーラムの説明がありました。
 第2部はサークルの発表が行われました。「朗読を楽しむ会」のメンバー7人による朗読発表、「オカリナを楽しむ会」のメンバー6人による演奏、「童謡・懐メロを楽しむ会」のメンバー9人による斉唱、「リズムダンス」のメンバー4人によるダンスが発表され、参加者から大きな拍手が送られました。
 最後に「新老人の歌」などを参加者全員で歌い、会員の集いは閉会となりました。


「新老人の会」石川支部第23回会員の集い

 日 時:2017年2月25日(土) 13:30  場 所:金沢ニューグランドホテル 3階パラッツオ


 声楽家で音楽療法士の佐藤順子先生を講師にお招きして「音楽療法による楽しい脳トレーニング」と題して講演いただきました。
 講演に先立ちミニコンサートが行われ、佐藤先生が中田佳珠さんのピアノ伴奏で「うぐいす」他5曲を澄んだ歌声で披露されました。
 引き続いての講演では、佐藤先生の指導で「春が来た」などを歌いながら、歌詞中の「た」や「さ」などの特定の文字の所で手をたたいたり、発声をしなかったりと、リズム要素を取り入れた脳トレーニングを体験しました。
 また、参加者がサイコロを振って選んだ歌に合わせて和太鼓や鈴、ハンドベルなどの楽器を持って合奏する場面もあり、参加者は、歌、リズム、運動で脳を刺激するプログラムを楽しみました。
 講演会終了後、第3回ワールドカフェが「趣味・特技」、「誕生月別食事会」をテーマに行われました。


「新老人の会」石川支部第22回会員の集い

 日 時:2016年11月26日(土) 13:30 場 所:金沢ニューグランドホテル 3階 パラッツオ


 金沢大学教授の立矢 宏先生を講師にお招きして「ロボット工学を医療福祉に活用しよう」と題して講演いただきました。
 立矢先生は、まずロボットの社会への導入について、日本では鉄腕アトムに代表されるようにロボットは人間の味方というイメージがあり、ロボットを導入しやすい素地があると話されました。
 そして、ロボット工学の医療福祉への活用について、先生が研究しておられる「パラレルワイヤ駆動機構」を用いた「転倒を防ぎながら身体のバランス能力を測定する方法」を図を示しながら紹介されました。
 また、リハビリテーションの際に、人間の動作にロボットアームが反応してアシストを行う「スキルアシストアーム」や、ロボット工学を活用して脳神経系までも含めた運動能力の回復を行う「ニューロリハビリテーション」など最新のロボット工学の医療福祉への活用状況についても紹介されました。
 参加者から自動車の自動運転システムや手術支援ロボット「ダヴィンチ」などについて質問があり、先生が丁寧に回答されました。
 講演会終了後、会員サークル「プラチナコーラス」による歌の発表、第2回ワールドカフェも行われました。


「新老人の会」第10回ジャンボリー東京大会
  平和への思いをひとつに ~国境を越えて、民族を超えて、輝けいのち~

 開催日:2016年11月7日(月)・8日(火) 場 所:品川プリンスホテル


 「新老人の会」ジャンボリー東京大会が、11月7日・8日の両日、品川プリンスホテルで開催され、石川支部から鈴木世話人代表をはじめ8人が参加しました。
【11月7日】
「フォーラム」 13:00~ アネックスタワー 5F プリンスホール
 日野原先生が「105歳からのメッセージ」と題して講演されました。先生は、姿勢がよく見える新開発の車椅子を実際に座って紹介された後、災害が多発する日本の現状に触れ、耐えることの必要性や命の真価・使い方に気づくことの重要性を説き、次の世代に平和の種をまくことを使命として私に続いて欲しいと熱く語られました。
 続いて、歌手の加藤登紀子さんによる歌を交えた特別講演、韓国から参加されたソウル・シンギング・カップルズ、全国の会員コーラスによる歌が披露されました。
「交流会」 18:00~ 
 日野原先生の「オリンピックの時は109歳、ますます頑張る」との力強いあいさつで開宴し、歌手の姫由美子さんから先生の誕生祝いの歌のプレゼントがありました。
 次回のジャンボリーの開催地である鹿児島支部からジャンボリー成功への意気込みと参加を呼びかける挨拶があり、全国の会員と和やかに交流することができました。


【11月8日】
「研修会」 9:30~ メインタワー 10F
 研修会では、「最近の話題から」と題して韓国での新老人の会の設立などが紹介されたほか、愛媛大学医学部名誉教授三木哲郎氏による「運動の効用」の講演、公益社団法人難病の子どもとその家族に夢を 代表 大住 力氏による「もしもディズニーが日野原先生に出会ったら-家族を支える原点を見つめる」の講演が行われました。